急結剤というのは怖いものです。トンネル工事では、ナトム工法の時代になり、「急結剤が目に入って失明」という災害が増加し、天敵となりました。保護メガネを着用していても、乾式の場合、メガネの下から粉が入ってきてしまいます。急結剤が目に入った場合、いかに早く水で目を洗浄するかが、本人のその後の人生に大きくかかわるほど大切です。必ず、作業場所近くに清水が出るよう設備してください。また、着用していたヤッケから、もれた急結剤が浸透し、やけどをするという災害も増えています。怖いことです。