ある小断面のトンネル工事でした。スタートミーティングの目標は、余掘りを5㎝以内、という厳しい目標を定めました。私は正直言って無理だと思っていました。しかし、見事目標を達成したのです。誰でも楽をしたいものです。普通であれば、機械で掘削では10㎝くらいの余堀りは当たり前です。しかし、この作業所では、すれすれまでは機械で掘削し、最後はツルハシで掘りながら仕上げたのです。この結果、矢板は30%ほど少なくてすみました。キャンパーは実に半分ですんだのです。達成への意欲の勝利でした。