「日本では墜落災害が多発するが、東南アジアでは滅多にない」という話をしました。もうひとつ、日本人特有といわれる災害があります。それは、クレーンなどの、つり荷の下敷きになるという災害です。欧米の人から言わせると、「クレーンが動いているのに、なぜ日本人はあわてて吊り荷に近づくのだろう?」と不思議がられています。外人さんは、クレーンが安全な高さで停止するまで、まったく動かないのが当たり前とのことです。どうやら、日本人は、かなりせっかちのようです。何もあわてる必要はないはずです。