人間であるがための失敗は、「動いての失敗」、「考えての失敗」、「五感での失敗」、と三つに分けられると思います。今日はまず、「動いての失敗」についてお話します。人間は誰しも、近道をしたい、楽をしたい、早く終わりたい、上手にやりたい、などと考えます。そんな思いから失敗、つまり災害が発生するものです。こんな災害の原因は、「作業手順通り動かなかった」となってしまいます。そのため、作業手順を作成するためには、少しでも近道になる作業通路、少しでも楽な方法、などを考慮して作成しなければ守られません。