作業は、線路のPC枕木の下にコンクリートを打設するという仕事。
写真のように枕木の両側に型枠を設置してから、内側(枕木の下)にコンクリートを打っていく。

アーチ形状の場所に型枠を設置するため、固定がきちんとされずにはらんだり、底に隙間ができて漏れてしまうことがあった。

@固定方法の改善

型枠組立前に、設置個所に市販のコンクリートブロックを等間隔で設置固定する。

A型枠の底の隙間防止

型枠の下部の桟木を3cm程度上げておく。

脱型の時に型枠が壊れにくくなる。
(今までは隙間から漏れたコンクリートが桟木にかぶり脱型の際壊れていた)

さらに型枠の下部にエラスタイトを釘止めし、隙間をなくす。
(弾力のある素材なので設置するとピッタリはまり隙間がなくなりコンクリートが漏れない。)

下写真の赤枠部部が今までは隙間が空いていたが、上記の改善によりコンクリートの漏れがなくなり、無理せず脱型出来るので型枠材も転用が効くようになり、作業時間も短縮になった。


B枕木の養生

コンクリート打設際、PC枕木を養生する際に養生テープを全面に使用していたが、打設後に養生テープが剥がれず苦労していた。

そこでPC枕木の上に同幅の薄ベニア板で養生するよう改善した。

その結果、養生の撤去作業が早くなった。
また薄ベニア板を再利用出来るのでゴミが減った。
さらに養生箇所がべニア板なのですべりにくくなり、歩くのも安全になった。