従来
ライナー立坑の裏込めの施工方法は、通常1〜2R程度組立し、固定のコンクリートを打設する。
その際、ボイド管等をライナー背面に設置し、2回目の裏込めの打設孔とするが、3回目以降は注入孔のあるライーナーを製作し組み立てる、またはライナーをガスで切断し注入孔を開けていた。


改善提案
1回目の裏込め(固定コンクリート)打設の際、通常の注入管の他に、一回り大きな注入管を設置し、2回目の注入の際に通常の管を大きな管に入れ、掘削床まで挿入しておき、3回目の注入孔として使用する。


手順
@
ライナーNo,1裏込め施工前に直径の違う大小それぞれの管を設置し、No,1の裏込めを施工する。その後、No,2・No,3を掘削、組立を行う。


A
直径の大きな管の中に小さな管を掘削床まで挿入する。

B
右側「小」の管から裏込めを注入する。
赤矢印


C
ライナーNo,2・No,3注入完了。


D
No,4・No,5を掘削、組立を行い、左側「小」の管から裏込めを注入する。
赤矢印。