<開設3年目にあたり運営趣意と料金改定について>
安心できる毎日を送るために。まずは「知る」ことから。


「放射能プレミアムドックセンター福島」は、東日本大震災に伴う原子力災害における放射能による健康管理対策として、平成249月にホールボディカウンターによる内部被ばく検査施設として開設いたしました。開設当時、原発事故から1年が経過していたにもかかわらず、福島市内では検査機関及び検査機器の不足等からまだ一度も内部被ばく検査を受けていない方が多くいたという状況であり、一人でも多くの方に少しでも早い時期に検査を受け、放射能に対する不安軽減のお役に立てればという思いで開設した次第です。
 趣意にご賛同いただき、企業会員にご登録いただいた企業様および検査を受けていただいた従業員の皆様やそのご家族の皆様含め、これまで当センターをご利用いただいた多くの皆様に心より御礼申し上げます。

 さて、開設より2年が経過した今、現在の福島市内は各機関による検査機器などが整い、子どもや妊婦だけでなく住民の方々も順次検査を受けられるシステムが確立されております。と共に、原子力災害から3年が経過したことで放射能に対する意識も薄れつつあるのか、当センターでの受検者数も年々減少傾向にあります。
 しかし、福島市周辺は今も身近で除染作業が大規模に進行するなど、放射能の影響化にある地域に住んでいる限り、何らかの要因で放射能による影響を受ける可能性はゼロではありません。放射能に対する不安、内部被ばくへの不安をお持ちで検査を希望される方もまだまだ数多くいることも事実です。

 そこで、当センターでは開設3年目を迎えるにあたり201491日をもって運営を改定することといたしました。まずは、受検者減少傾向の現状の中、検査を希望される方々に少しでも気軽に受検の機会をご提供できるようにするため、スタッフ常駐の撤廃・完全予約制の開始などでコスト削減を図り、料金を改定いたします。新たな内部被ばく検査料金は、お1人様1回につき大人3,000(税別)小人2,000(税別)の一律料金とします。※小人は2歳〜中学生以下です。
 次に、周辺状況や環境などを考慮し見直しをかけつつ継続したサービスをご提供するために、当センター運営を1年区切り(9月〜翌8)といたします。運営状況につきましては、都度ホームページ等でお知らせいたします。

 ぜひ今後も、一般の方々はもちろんのこと、除染等業務に従事している方々や様々な業種の企業における従業員の方々の、放射能に対する不安軽減はもとより内部被ばくの定期的な検診として、また安全衛生管理のひとつとして積極的にご活用いただければと存じます。

 これまでご利用いただいた皆様はじめ関係各機関の皆様には何卒ご理解いただくと共に、またご相談・お問い合わせなどございましたら、ぜひお声掛け下さいますようお願い申し上げます。 

平成26年9月吉日 

寿建設株式会社 代表取締役社長 森崎英五朗
放射能プレミアムドックセンター福島 センター長 三浦紀子


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