⇒案内はこちら


チェルノブイリ原発事故に伴う放射線対策の取り組みの先進地であるベラルーシ共和国では、国策として被曝者に対するあらゆる対策が取られ、中でもメンタルヘルスケアに具体的に取り組むための保養プログラムを制度があり、その代表的な施設として自然豊かな国立公園内の76ヘクタールの敷地に「国立子ども教育・健康増進センター ズブリョノク」があります。

福島の子供たちはこの夏休みにベラルーシ政府からの招待で、7月28日〜8月10日に同施設において保養プログラムに参加させていただきました。

今回はその体験をした子供たちの、実体験を通しての感想等の発表会です。

 
開会の様子                              共催者挨拶

まずは、事故直後からベラルーシ支援に取り組み(ベラルーシ訪問50回以上)、今回子どもたちに同行した在秋田ベラルーシ共和国名誉領事・佐々木正光氏による講演「保養体験の意義と目的〜23年間のチェルノブイリ支援で感じたこと」という講演をいただきました。

 

 

佐々木さんが持っている本は、ご自身が監修翻訳に関われ今年発行された『チェルノブイリ原発事故ベラルーシ政府報告書[最新版]』(産学社・ベラルーシ共和国非常事態省チェルノフブイリ原発事故被害対策局/編・日本ベラルーシ友好協会/監訳)。
ベラルーシ政府から提供された、チェルノブイリ事故最大の被災国が総括した四半世紀の公式記録の日本語版です。


そして子供たちがそれぞれ自分たちの体験や感想を発表しました。

 

 

 

続いて、今回のツアーに自費で同行した「NPO法人福島子どものこころと未来を育む会」の臨床心理士 冨森崇様からの報告

 

会場からは佐々木さんや子供たちへ質疑応答。

 


最後に在日ベラルーシ共和国駐日大使・セルゲイ・ラフマノフ様より「放射能対策先進地での取り組み」ついてお話を頂戴きました。

 

 

参加者からの質問にも応じていただきました。通訳は大使館のセルギー・チェレンチェフ参事官。


会場にはNPO法人日本ベラルーシ友好協会のご協力でベラルーシの民芸品や食品を展示いただきました。

 

食品のセシュウム検査サービスも実施。(写真右)

 

終了後は、ベラルーシ食品の試食なども体験していただきました。

 

大使と発表した子どもたち。