先輩社員へのインタビューです。入社後の働き方をイメージするご参考に!
平成11年入社。トンネル、下水道等各種土木工事の経験を経て、平成18年 1級土木施工管理技士取得。数々の国・県・市・民間の工事を現場代理人として施工している。
保育園の頃に地元の川俣町にトンネル が建設され、その工事を見るのが好きでした。その時からトンネルを作りたい気持ちがあり、平成17年に入社。平成28年には1級土木施工管理技士を取得し ました。
初めて施工管理を任せられたのは入社3~4年目でした。ゼネコンに出向してのトンネル工事(約2000m、従事者20名程度) でしたが、書類作成に必要な現場写真を撮影にする際に、撮る意味を考えること・作業者の邪魔にならないよう効率よく撮影する段取 りを整理すること等、上司や先輩の指導も受けながら多くを学ぶことができました。今は自分が後輩を指導する場面が多数あります。 教える前に自分がしっかり勉強する・頭ごなしに指示するのではなく相手の目線に立って説明するようにしています。
これまでで一番やりがいを感じたのは、自分の地元で泡吹地トンネル(2019年9月竣功)の施工管理に携われたことです。初め
て
の単独元請け受注で10億円規模の工事でした。責任感や緊張感も高まりましたが、それ以上に、地元に役立つことができる誇りを感じながら仕事が出来まし
た。工事中の現場を 家族に見せることもでき、自分の仕事を見てもらう良い機会にもなりました。
多くの仕事は県外に赴任して従事しますが、現場内で職員の休日を割り振って帰省できるようにしています。
当社には「私の提案制度」というのがあり、アイデアをなんでも発表できます。私も濁水処理の作業を自動化するツールを発案した り、掲示物 に反射テープをつけて視認性を上げる提案したりしています。提案に対しては1週間以内に社長から評価メールが来るので、社員としてはやる気が出ます。自分 が思った以上にそのアイデアへ社長が関心を持つこともあり、そういった反応も日々のモチベーションにつながっています。
今後の目標は、現場の所長を任される社員となり、トンネル工事の第一人者として現場を引っ張っていける社員になることです。
元請け工事のノウハウに長けているのが工事第 2部の特長です。
私は平成21年に入社して以来ずっと工事2部で道路維持工事や橋梁補修等に携わってきましたが、2018年には当社が元請けと なった泡吹地トンネルの工事に配属されることになりました。工事2部で培った元請け工事のノウハウを活かすためです。
公共工事では官公庁へ提案を行う場面があります。そのときにはどのような文書が必要か・どう作成するか・どのソフトを利用する か、といった知識や判断が必要です。元請け案件を多数扱ってきた工事2部ではそのノウハウを蓄積しているのです。
私がメインで携わったのはトンネル前の橋台でしたが、この工事の設計書を初めて見たときは仕事内容の質・量ともに「すごい!」
と思いました。10億円規模の工事を実感した瞬間でもあります。それゆえ、無事に竣工した時の感動は忘れません。貫通式に初めて
参加しましたが、貫通孔から光が差し込んだ瞬間の「やっとここまで来た」という感動は他の施工では味わえないものでした。
普段の仕事では、特に工事現場近隣の方とのコミュニケーションにも気を配っています。信頼関係ができると感謝の言葉をいただくこ
とも増えます。ある現場では、よく話すようになった近所のおばあさんから野菜をいただいたこともありました。こういった関係性を
築けるよう、常に信頼される態度で仕事を進めていきたいと思います。
今後の目標は1級土木施工管理技士資格を取得することです。現在は2級ですが、もっと規模の大きい工事の現場代理人も任せても らえるように1級取得に力を入れていきます。
就職のときには「大きい仕事をやってみたい」 という思いから、 トンネルを作る企業である寿建設に注目。平成8年に入社しました。鉄道関連の工事に多数携わっていますが、印象に残っているのは東日本大震災後の新幹線橋 脚補修工事です。体力・精神力の負担は大きかったですが 早期復旧に全力を注ぎ、新潟県中越沖地震のケースよりかなり早く新幹線が復旧したときは苦労が報われた実感を得られました。
鉄道の工事は夜間作業になることがほとんどで、周りから見えづらい仕事でもあります。だからこそ、自分たちが施工した現場は しっかり片付け・ごみ拾いをするなど「現場をきれいにしておくこと」にも注意を払っています。日が当たった時に「寿建設の現場は いつも綺麗だ」と言っていただけるよう、施工の確実さだけでなく目に見える部分への配慮も信頼につながるよう常に意識していま す。
建設業もIT化、プレキャスト化が進んで省人化してきています。しかし、土木を根本から知っている人材がいなければ省人化がデ メリットになることもあります。トンネルや道路・鉄道がなくなることはありません。私は鉄道について当社で一番長く携わっており 知識もあります。ぜひ私についてきてくれる社員がひとりでも増えることを願っています。仕事を教える際は、やり方を決めつけて教 えることはしません。基本を教えたうえで「こうやったらこうなるよね。では、君ならどうする?」といった 感じで、どうするかは本人に考えてもらうようにしています。もちろんフォローしますし質問にも答えていきますが、働く人たちが自分で考え、仕事を 楽しんでいけるようになれば良い方向に進むと考えています。
なお、私はトンネルの在来工法(矢板工法等)もたいへん面白いと思っています。現場で四苦八苦しながら工事を進めていた当時は、仕事 を楽に・安全に進めるためのアイデアがたくさん出ていたのではないでしょうか。
トンネルの漏水補修では外観を壊さずに漏水を止め、なおかつ他の場所から漏水しないよう考えながら作業を進める難しさがあります。当社が開発した 「点導水工 法」はそ れを解決する工法ですが、こういったアイデアが出るのも昔のトンネル工事を知る人間がいる会社だからこそです。
当社には「私の提案制度」もあります。好奇心旺盛な仲間、仕事を楽しんでやっていきたい仲間が増え、当社ひいては建設業を伸ば してただきたいと思います。